平成29年度ブロック研修会

平成29年度ブロック研修会
平成29年3月11日(土)~12日(日)
開催場所:石川県青少年総合研修センター ユースパルいしかわ
参加者数:計61名
研修(2)の講師:栗林満(富山青年部)、寺島正浩(高岡青年部)、織田聡(石川青年部)

行事内容

ブロック研修会テーマ:「白珪尚磨可」
【3月11日(一日目)】
11:30~12:45 呈茶
13:00~14:25 開会、第一回ブロック協議会※別紙
14:30~17:20 平成29年度ブロック研修会
研修【1】:淡交会青年部について(役員必携を用いて
研修【2】:茶道関連講習および実演
(1)「天目茶碗」について(2)「着物」について(3)「お茶」について
18:00~20:15 懇親会

【3月12日(二日目)】
09:00~11:50 第8期研修チーム第1回研修会※別紙
09:00~10:00 研修【3】:伝達について
10:10~11:50 研修【4】:グループディスカッション(組織の維持について)
12:00~12:15 監事講評、閉会
平成29年度ブロック研修会

所感

呈茶は、立礼棚を用いて薄茶一服の茶会形式で行われました。
会議や研修会等での呈茶は、しばしば点て出しのみの場合がありますが、担当の宮﨑副ブロック長の可能な限り点前のある呈茶がしたいとの意向により、今回の形となりました。準備にかかる時間や費用が大きくなりますが、お茶が好きで青年部に入っている会員にとって、やはり主客ともにとても充実した時間を過ごせたと思います。
今回のブロック研修会では、「白珪尚磨可」をテーマとし、初日の研修では三人の講師から、それぞれ「天目茶碗」「着物の種類(付け下げ、訪問着の違いや、材料の違い)」「お茶銘、濃茶の『昔』、薄茶の『白』の由来など」について、実演も交えながら講義を受けました。
普段からよく疑問には思うものの、なかなか真剣に勉強できない部分についてお話しを聴くことができました。少し深く知ることができた興味深い内容で、これからも知識を深めてゆきたいと思いました。

懇親会では名前ビンゴなどのゲームを通じ、初対面の人も多い今回の研修会で、積極的に新しい友人が作れるような工夫がされました。また、テレパシー問題では講師から講義を振り返らせる出題もあり、ここでも研修要素が多くプログラムされ、楽しい時間でした。

二日目は、図形を言葉で伝えるものと、文章を見てその情報を伝えるもの、2種類の伝言ゲームを行い、情報を正確に伝える難しさを体感し、自分自身の欠点を発見することができました。
次にロジックツリーという手法を用いて「青年部の継続」について、グループで考えました。
HOW どのようにしたらよいかを繰り返し、木の幹を増やしていき、論理的に問題解決していくものです。初めて聞く思考方法でしたが、順に階層を深くしてゆくとき、挙げられた論理の階層が適当か、また重複がないかなど判断するのが難しい部分もありましたが、何かを実行に移すときいつも目的をはっきりさせられることができる良い手法になります。
同じ目的に向かう別の方法も同時に議論できるところも、効率的なやり方だと思いました。
「やりたいこと」から「目的」や「方法」を設定することも多いので、逆の考え方を体験できました。

最後に、テーマである「白珪尚磨可」について、磨くべき玉が茶道なのか青年部なのか自分自身なのか、考え方は複数ありますが、それぞれ互いに影響し合っており、どれか一つに決めることなく少しずつ磨いてゆきたいと思います。
平成29年度ブロック研修会