平成24年3月9日(金)
- 18:00~18:30
- 受付・登録(京都シティホテル)
- 18:30~20:00
- オリエンテーション(京都シティホテル)
- 〈第1日目〉平成24年3月10日(土)
- 9:00~12:00
- 開会式・実技講習(茶道会館・各教場)
- 12:00~13:00
- 昼食(茶道会館)
- 13:00~16:00
- 実技講習(茶道会館・各教場)
- 17:30~19:00
- 夕食会(しょうざん「楼蘭」)
- 20:00~21:00
- グループ討議(京都シティホテル)
- 〈第2日目〉平成24年3月11日(日)
- 9:00~12:00
- 実技講習(茶道会館・各教場)
- 12:00~13:00
- 昼食(茶道会館)
- 13:00~16:00
- 実技講習(茶道会館・各教場)
- 〈第3日目〉平成24年3月12日(月)
- 9:00~12:00
- 実技講習(茶道会館・各教場)
- 12:00~13:00
- 昼食(茶道会館)
- 13:00~15:00
- 実技講習(茶道会館・各教場)
- 15:00~
- 閉会式(茶道会館)
リーダーシップ・トレーナー出向員 第2回研修レポート
北陸信越ブロック 長野県支部善光寺平青年部
前田香代子
3月10日から3月12日の3日間、青年研修会を受講させていただきました。
2月の第1回研修からそれほど経っていないのに、LTの同志たちに思いを馳せながら京都へ向かいました。
前日のオリエンテーション前に、この日に集える絆を大切にしたい、同じ喜びや悲しみを分かち合えるようにという思いから受講される皆さんに呈茶をさせていただきました。
開会式では坐忘斎御家元から「赤ちゃんに戻ったつもりでわからないことはどんなことでも質問しなさい」とのお言葉をいただき、平常心でお点前に集中することができました。
毎朝御祖堂の参拝から始まり、朝礼後は各班に分かれての実技講習でした。
私達8班は1日目は高橋宗信先生、町田宗芳先生にご指導いただきました。2日目は泉本宗悠先生、戸田宗寛先生、3日目は金澤宗達先生、奈良宗久先生にご指導いただきました。
帛紗捌きなどの基本的なことから、お道具の扱い、拝見の仕方、細部にいたるまでご指摘をいただき、「はっ」と気付かされることが多々ありました。何事にも理由があり表面的なことに惑わされてはいけない。ただの詰め込みでは本当の意味での学びにはならないのだと感じました。そして一期一会とはどういうことなのか。3日間で出会ったお軸とお花そしてお菓子。お道具の数々。指導してくださる先生、同じ班のお仲間と時間を共有できる幸せを感じた場でもありました。普段のお稽古でも同じ心持でいなければ、積み重ねの経験として身に付かないのだと反省いたしました。厳しく熱心にご指導いただいた有り難さを今もひしひしと感じております。
1日目の懇親会後はホテルに戻ってのグループディスカッションでした。「理想の青年部とは」をテーマに話し合いました。前向きな話し合いのはずがいつしかそれぞれの青年部での問題点を挙げていて、逆にその解決の糸口から目指すものが見えた気がしました。会員一人ひとりにとって、新しい世界が広がる青年部。親支部の協力の下、開かれた青年部が理想という意見にまとまりました。皆さんの青年部での取り組みの姿勢や情熱に聞き入りつつ、まだ1日目ということで早めに就寝することに努めました。
直接に御家元にお言葉を頂戴し、特別に茶道会館と裏千家学園をお借りしての講義。一瞬一瞬がとても貴重で濃密でした。ホテルに帰ってからはノートの空欄を埋める作業に費やしました。同じ班というご縁をいただいた仲間には、お茶に対して貪欲なところに刺激を受けました。お茶のことだけに没頭した3日間は終わり膝の痛みが恋しくもあります。
2日目の朝礼で鵬雲斎大宗匠がおっしゃった一碗の重み。思いを込めた一碗を点てるため、心を新たにしてこれからのお稽古に臨み、精進してまいりたいと思います。
送り出していただいた皆様に感謝申し上げます。
呈茶の準備
お菓子