第23期 開講式・第1回研修日程

平成22年2月6日(土)《第一日目》
12:30
集合・受付 (茶道会館)
12:30~12:40
オリエンテーション(茶道会館)
12:45~13:00
開講式(茶道会館)
13:10~14:00
講義Ⅰ「お家元指導方針について」
◎関根秀治・淡交会副理事長(裏千家学園)
14:00~14:50
講義2 淡交会について
講師:木戸崇夫 常任理事(裏千家学園)
15:00~16:30
利休御祖堂参拝・茶室拝観・呈茶(宗家)
16:30~
移動・チェックイン(京都シティホテル)
17:30~19:30
懇親夕食会(萬重)

平成22年2月7日(日)《第二日目》
7:00~8:30
朝食・チェックアウト (京都シティホテル)
8:30~9:00
大徳寺金毛閣拝観
9:30~10:00
大徳寺聚光院拝観・利休居士墓参移動(大徳寺)
10:15~12:15
3分間スピーチ(裏千家学園)
12:15~
昼食・解散
 
 第23期 リーダーシップ・トレーナー出向員  開講式・第1回研修レポート

開講式・第1回研修レポート

北陸信越ブロック 福井支部 越青年部 坪田 三和
 
1.日 時 平成22年2月6日(土) 12時~
7日(日) 7時~13時
2.場 所 茶道会館・裏千家学園・宗家・大徳寺
3.テーマ お家元指導方針について
 淡交会について
4.講 師 関根秀治 裏千家事務総長・淡交会副理事長
 木戸崇夫 裏千家事務局長・淡交会常任理事
5.内容
 1)お家元指導方針について
 宗族・道統・歴史の話(名前の由来など)
 組織のあり方 「真のある意義のある活動を」
 設立理念・趣旨・目的→方針(2年に1度)→施策→具体的活動→成果=定款
 定款のかんは〝よろこぶ〟を意味し、出来るだけ多くの方がよかったと思って
 もらわなければならない。
 淡交会を建物にたとえるなら、支部・青年部・学校茶道・お数寄者の四本柱
 四阿(あずまや)の意味
 青年部は「厳しく且楽しく」楽しむ前には必ず厳しさがある

2)淡交会について
 「家和して万事成る」とあるように、小さいことから整えてこそ大きなこともなせる。
 ここでは基本的なことを素直な心で学んでいただきたい旨、いつのときも基本が大事で
 あり、人も積み重ねであること。
淡交会設立・趣旨・歴史・組織やしくみについて述べられ、公益法人や淡交会の現状に
ついて話された。学校茶道については伸びている傾向。

6.資料
  ・青年部役員必携
  ・平成21・22年度家元指導方針  
 以上

 

立春を過ぎたというのに、キラキラと輝く雪の朝を迎えました。
私はこの眩しい銀世界が、これから1年の研修の始まりのように感じられました。
福井から京都まで1時間半の電車が、雪のため、遅れたり止まったりと、窓から見える外の景色も吹雪で荒れ、尚一層の緊張と不安・焦りなど高まってまいりました。
京都は、厳しい冷え込みで、雪が舞っておりました。
茶道会館へ向かい、まず目に入ったのが、歴代の特別巻で拝見し、心に残っていた大宗匠の「豊楽萬年歓」でした。
開校式では、お家元様は「ここはクロークだと思って、背負ってきた荷物を一旦全部下ろして切磋琢磨し、自由闊達な気持ちで研修に臨み、一緒に楽しみましょう。すべてを預かります。」とやさしい口調で激励してくださいました。
「1年学びきる・完全燃焼することではなく、スタートであること。」
開講式後には、一人ずつお家元様に挨拶を行い、過去最高数の37名のメンバーとの出会いも設立60周年の記念すべき全国大会にお手伝いできることも有り難く思いました。
と同時に、この皆と一緒に、稔り多き1年を楽しみ、大きな歓びとなるよう、自己の研鑽を積み習得していきたいと心に決めました。
お家元様は最後に「目の前の5kの荷物は、10kだと思うから重荷と感じる。肩の力を抜いて」と笑顔でリラックスさせてくれました。
研修へ申込した時から、すべて一言ひとこと、聞くこと、見るもの、感じること日々勉強でした。
今こうして研修に参加できる幸せとこれまで支えて温かく見守ってくださった先生・部長・ブロック役員をはじめ青年部・ブロックの皆様や家族のことばや顔を思い出し感謝でいっぱいになりました。
あっという間のスケジュールでしたが、関根副理事長の幅広い知識と迫力ある叱咤激励や木戸常任理事の印象に残るおことばの数々、宗家での案内・呈茶の会話、雪見障子からの眺めも素晴らしかった懇親会、まるで初対面とは思えない位の縁在る話に盛り上がったこと、雪化粧の大徳寺聚光院の拝観・利休居士の墓参、金毛閣の拝観、緊張の連続の3分間スピーチなどどれもとっても忘れられません。北陸からは、やさしい魅力的な金沢城北青年部の山根祥子さんと加賀青年部の行松明美さんの二人とご一緒でき、次回は全国大会となりますが、期待に夢膨らませ、話していると刺激になり、パワーをもらい、わくわくしています。
今の自分にできることをしっかりと見つめなおし、和を広げ、活動できたら、今回この研修に参加することが、自分自身の新たなる気付きと成長となり、残りの青年部活動に少しでも貢献できるよう、1年間有意義に習得したいと思っております。どうかよろしくお願いいたします。