ブロック間交流レポート 関東第三ブロック ブロック茶会
北陸信越ブロック副ブロック長 長野県青年部部長 山中玲
日時:6月17日(日)受付9:30~15:00
会場:川崎大師平間寺
主催:関東第三ブロック(小市真由美ブロック長)
内容:濃茶席、薄茶席、立礼席、奉仕席、香煎席、点心席(会場提供のみ・青年部ごとの展示物あり)、各席+川崎大師境内スタンプラリー
(関東第三ブロック ブログ)
梅雨の中休み。昨年の北陸信越ブロック台湾事業でも大変お世話になった関東第三ブロックのブロック茶会に参加をさせていただきました。
第6回を迎えられるこのブロック茶会の会場は、初詣でも有名な川崎大師。茶席は信徒会館内に濃茶・薄茶・立礼席・香煎席・点心席(会場のみ)、境内をはさんだ向こう側には参詣に訪れた一般の方もお席に入ることができる奉仕席が設けられ、まさにお茶三昧の贅沢なお茶会でした。
今回のお茶会の特徴は、「笑顔で一碗 ~smile smile smile!~」という大きなテーマのもと、関東第三ブロック内9つの青年部がコラボして各席の担当をしていたこと。
2つの青年部が合同で一つの席を持つことは打ち合わせの段階より大変だったことと思いますが、ブロック茶会のテーマに沿った各席の設えや、各青年部の特徴や立地の違いなどもうまく織り込み、どの席も大変すばらしい趣向でした。受付時の席札など細かなところにも工夫が凝らされており、待合で初めて一緒になった方とも話が弾み、待ち時間が気にならず席入りとなりました。
また普段より交流がある学校茶道の学生も参加をしており、各席で点前や半東、お運びなどに活躍をしていました。
たくさんの席が設けられていたこのお茶会は、スタンプラリーという形式がとられており、全てのスタンプ(スマイルシール)を獲得することでお茶席を全て回る目安になるだけでなく、川崎大師について知ることができるという仕組みになっていました。これは裏千家とも縁が深くお茶室もある川崎大師について知ってほしいという思いからとのこと。地元青年部が日ごろよりご奉仕をされていることもあり、川崎大師さんのご協力をいただき、そのお礼に奉仕席では一般参詣客の皆さまにもお茶を振舞われたとのことでした。
席回りは、参加者が好きなように回れるようになっており、涼しいうちに川崎大師の境内の各ポイントを回りシールを獲得するもよし、茶席をすべて回った後境内でのんびりするもよし、疲れた方やおなかが減った方は御弁当を持ち込んで休憩するもよし。参加者が自分のペースで席回りができ、多くの方が楽しそうにお茶会に参加されている様子が印象的でした。
これだけ多くの茶席やポイントがあるにもかかわらずスムーズな席回りができたのは、最初の総合受付で「薄茶席が始まったばかりなので入れますよ」「香煎席がすいていますよ」などの案内、また「次はどこへ行こうか迷ったら、各茶席の受付に聞いてくださいね」との声がけなどから、茶会の総合受付と各茶席の受付との情報共有がしっかりと図られていたことが大きいと感じました。
総合受付、境内の各ポイント、各茶席にはブロック役員が配置されており、少しでも立ち止まっていると声をかけてくださり、さらに茶席の進行状況などの連携や、来賓、参加者への対応なども担当されているようで、細かなところまで心配りがされたお茶会でした。
また、お聞きしたところ各茶席は「担当青年部にお任せ」ということでした。期日を決めブロックの担当者が取りまとめと確認をされたということですが、青年部の自主性が大切にされており、各席が大変自由で伸びやかでした。ブロックと単位青年部との信頼関係も垣間見ることができました。
時間をかけてご準備されたであろうブロック茶会。テーマのとおり迎えてくださる関東第三ブロックの皆さまが「笑顔」であり、参加させていただいたこちらも「笑顔」になったお茶会でした。
初めてのブロック間交流ですばらしい経験をさせていただきました。機会がありましたらまた他ブロックの行事にも参加させていただけたらと思います。