関東第一ブロック ブロックコンファレンス2020 参加報告①~⑤

関東第一ブロック ブロックコンファレンス2020
~新しい一歩実践編・青年の金メダル~
令和2年11月21日(土)午後2時~午後4時開催(オンラインZOOM開催)

内容 ・動画上映
関東第一ブロック版「わたしの一碗」運動~スマイル編~
&祈りの一碗呈茶2020
・開会式
・基調講演に関する質疑応答
・グループ交流会
・閉会式

参加報告① 全国委員会 直前委員長 石川南青年部  行松 宏展

この状況下でZOOMでの研修会でしたが、
実行委員会の皆さまが何度も準備・リハーサルを重ねて来られたのが
画面上からもわかり、そのひと手間が伝わってきて、
とても気持ちよく参加することができました。
心より感謝申し上げます。
研修会当日を迎えるまでに、事前に講演をユーチューブで聞く
という方法は斬新で、時間短縮のためにもとても面白いと思いました。
新しい取り組みにチャレンジしたその勇気に感動しました。
またご自身を画面に映すことを強要しない点は、
参加のハードルが下がり、良い方法なのかな、と思いました。
グループディスカッションは、
あらかじめ個々に振り分けられたグループ案内がパソコンの画面上に出てきて、
参加をクリックするだけでグループに分かれて話ができるという、すごい機能だと思いました。
アンケートも集計結果が瞬時に計算されて、目の前に結果が現れる。
圧倒されました。
強いて言うならグループディスカッションの時間が30分で、
自己紹介であっという間に時間が経ったので、
時間をもう少し伸ばすか、1グループ4~5人くらいだと、
もっと皆さんの話が突っ込めて聞けたような気がしました。
すべてが初めて、すべてがチャレンジのような研修会。

事前情報がすべてメール配信され、
研修会の冊子や細やかな注意事項も記載されていて、
ストレスなく参加できたことが素晴らしいと思いました。
それらのメールの配信時期も研修会の約4、5日前、
と早くもなく遅くもなく、考えられていると感じました。

ぜひ多くの人に参加いただけると、自分たちが実際ZOOMを活用するときの参考になると感じました。
良い勉強をさせていただきありがとうございました。

参加報告②  石川南青年部 行松妃奈子

1. zoomを使用してのブロックコンファレンス

事前に基調講演の動画、各青年部の発表動画が
「事前動画配信ページ(関東第一ブロックのHP)」にて配信されており、
当日までに視聴するといった流れであった。
事前に動画配信がなされることのメリットとして、
計2時間弱の時間を短縮できたこと、
参加者が個々の都合の良い時間帯に無理なく視聴できたこと、
参加する当日までに質問や意見を準備する時間が与えられたことが挙げられる。

全体を通して、2時間程度のブロックコンファレンスであったため、
当日の参加の都合がつけやすく、またzoomであることで
家から離れられない会員も今回参加することができたのではないかと思われる。
会員一人一人が無理なく参加できる点でとても勉強になる構成であった。
一方で、当日までの視聴時間がなかなか取れなかったり、
準備時間を各自で取らなければいけない点に関しては、
負担となる、と考える場合も示唆される。
ただ、zoomを介しての参加となるとどうしても間延びしたり、
環境が自宅であったりして気が散ったりと難しい面もあるので、
「時間の有効化」がされている素晴らしいブロックコンファレンスだと感じた。
加えて、実行委員会の事前準備がくまなく行われており、
zoomを使用しての大きな行事を成功させるという思いが強く強く感じられた。
当日まで何度も行ったリハーサル、
当日の参加者への気遣い(電話対応など)が行き届いて感激した。

今後、zoomを使っての行事が増えるにあたり、「いつも使っているから大丈夫」とは思わず、何があっても対応できるような、120パーセントの準備が必要だと感じた。全員の顔が見えるzoomだからこそ、実行委員会側が不安な様子を見せてはいけないし、また参加者への十分な気配りができるかどうかが重要である。関東第一ブロック様の今回のブロックコンファレンスのように、参加者への気配りを第一に考えられる行事をしていきたいと思った。

2.基調講演「青年部活動にチームワークを!」講師 なかむらアサミ氏

チームである以上共通の「理想」が必要である、という言葉が印象的だった。
しかし、共通の「理想」を作ること自体かなり難儀であるように感じる。
なかむら氏からは、簡単に構築できるものではないけれど、
みんなが心に響く言葉、いろいろな解釈ができる言葉
(数字では心は動かない)を探していくこと、
チームで言葉を味わっていくことが必要だとアドバイスをいただいた。
また、青年部活動それ自体は非営利組織である、だからこそ「情熱」、
「想い」が集まりやすうチームであるとご指摘をいただいた。
趣味で集まった仲間だからこそ、思いのグラデーションはあって当たり前。
その濃淡を許せる組織、みんなで受け入れられる優しい組織であることが
長く続けていくことにつながる、という言葉はこれからも大切にしていきたい。
最後に、チームにはリーダーの存在は欠かせない、
理想のリーダー像とは?との質問があった。
そもそもチームである以上仲間の得意な部分を生かしながら
理想に近づいていくことが、一番の強みである。
リーダーだから引っ張らないといけない、
という固定概念はリーダーの負担を重くしてしまう。
多様なリーダー像があってこそ、
多様なルートで理想に近づくことができるのだと感じた。
リーダーに委ねるのではなく、チームのなかで信頼関係を築き上げながら、
チーム作りをしていこうと思った。
新たなコミュニケーションツールが主流となりつつある社会の中で、
それに順応しながらも、文字ばかりに頼るのではなく、
チーム全体での「声」を聴くことを忘れずに活動していきたいと思う。

3.グループ交流会について

アンケートを用いながら、生の声がグラフに出てくる
zoom機能の利用が興味深かった。また他の地域の青年部活動、
今の現状についてお話を聞けるとても貴重な機会だった。
きっかけの多くはお茶の先生方だったので、
親子関係をもっと大切にしていきたいと思った。
特に来期はまだオンライン行事や会議がありうるため、
親先生方に寄り添いながら、地域全体でオンラインに順応していきたいと考えた。今の自分の青年部の2年後、4年後を見据えて、
先生方とのさらなる良い関係作りをしていくべきだと思う。
またモチベーションについては、お茶友の存在が大きいとのことであった。
せっかくオンラインでつながることが当たり前になったこの機会に、
全国にもご縁を広げていけるよう努力していきたいと感じた。
大切な地元の会員さんに、日本中の素敵なお茶友と巡り合う機会を
創出できるようなオンライン行事を企画していきたいと思った。
このようなオンラインでの種まきができれば、社会の状況が変わったのちに、
ブロック間交流などの活性化につながることを期待したい。

4.懇親会

懇親会は、各ブロックの紹介から始まり、一碗を一緒にいただき、
最後はクイズ大会という流れだった。
茶道検定から出された問題に、参加者みんなで答えていく形式。
最後の景品まで抜かりなく用意されていて、みんな盛り上がっていた。

5.全体を通して

ブロック長である木下さんの温かいお人柄がブロック全体に染み渡っている、
そんな雰囲気だった。
お人との繋がりやいただく力をとても大切にされているように感じた。
ブロック全体の雰囲気がとても穏やかで楽しく、
懇親会までzoomであるにも関わらず
とても盛り上がっていたことが印象的だった。
各々の得意分野を存分に活かすような、
温かいチームワークを感じ、とても勉強になった。

参加報告③  新潟青年部  豊嶋吉鎮

新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月の開催が中止となった
ブロックコンファレンス2020(第41回関東第一ブロック研修会)がオンラインで開催されることになり、
私自身としては初の他ブロック行事に参加させていただきました。

最初に、「わたしの一碗」運動〜スマイル編〜 &祈りの一碗呈茶2020 として、
会員それぞれがエッセンシャルワーカーに向けた一服とメッセージの動画が上映されました。
約10分間、物凄い数の一服とメッセージカードが流れ、今年を象徴する動画であったとともに、
今なお感染拡大に対しご尽力されている方々への感謝の気持ちがとても伝わってきました。

次に、サイボウズ株式会社 なかむらアサミ先生による基調講演「青年部活動にチームワークを!」とその質疑応答が行われました。

基調講演自体は事前の配信動画で聴講し、当日はLIVEで質疑応答というスタイルです。
今後に生かせる点がたくさんありましたが、特に、<チームに欠かせない2点>
①全員が共感できる「理想」がある
②メンバーの「得意・苦手」で役割分担がされている、
という部分はお茶の団体である青年部の活動でも十分に活用できると思いました。

最後に、10人程度のグループに分かれ交流会が行われ、閉会となりました。

いつもは北陸信越ブロックの新潟青年部に所属しているわけですが、
地域を超えて行事に参加してみると、やはり地域性やその地域の歴史から同じ青年部でも違いがあり、
遠いからこそ新しい発見と、お互いに活性化につながると思いました。
例えば、行事に参加する会員を増やしていく時に、私たちは「スリーピング会員への声がけ」など言いますが、
関東第一ブロックでは「アクティブ会員をどう増やすか」と、言い回し一つで印象が随分変わるものだなと感じました。

今後、オンラインでの研修も増えていくことと思います。
オンラインだからこそ、離れた地域の活動へ参加するハードルも低いです。

私自身、参加が叶うようでしたら今後も参加したいですし、チャンスのある方はぜひ参加してみてください。
絶対に、大きく得るものや、新しい発見があります。

最後に、このような機会を与えてくださった関東第一ブロックのみなさまと、
北陸信越ブロックの担当役員さま、感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

参加報告④  新潟青年部  池田 誠

今回、かねてより参加してみたいと感じていた
関東第一ブロックのブロックコンファレンスに参加する機会をいただきました。
今年度のブロックコンファレンスはオンライン開催ということで、
コロナ禍においてどのような会となるのか、また、
北陸信越ブロックとの違いはどんな部分にあるのか、
知りたいことが次々と浮かぶ興味深い研修会でした。
ブロックコンファレンスは、事前に基調講演を視聴することから始まりました。
講師のサイボウズ(株)チームワーク総研シニアコンサルタント・なかむらアサミ氏による「青年部活動にチームワークを!」と題した基調講演は、
青年部がチーム力を発揮し魅力的な組織になるためのポイントについて、
コロナ禍において人と人が会ってコミュニケーションすることが難しい中でどう組織力をアップしていくか、といった点でとても示唆に富むものでした。
当日は、関東第一ブロック会員による「わたしの一碗運動」をまとめた動画の放映、開会式の後、基調講演を視聴した中で寄せられた質問について講師がオンラインで参加し回答いただく形式で進行し、参加者が事前に基調講演の内容を整理した中で更に学びを深めることができる、大変工夫された形式となっていました。
続いて、12~13人程度の小グループに分かれた交流会が行われました。
自己紹介等の後、青年部活動に関する意見交換が行われ、
青年部活動を継続してもらうための工夫等について話し合いました。
当日の研修会自体は2時間でしたが、事前の基調講演視聴と質問による学びの深化、役割分担と協力体制の構築(ブロック役員による全般運営と各部長による進行、練り上げられたフォロー体制による参加者サポートやミスのない運営等)、
参加者を飽きさせない工夫など、参加者としても、
ブロック役員としても学びの多い会となりました。
気づいた点は来期のブロック研修等に活かしていきたいと思います。
最後になりましたが、貴重な機会を与えてくださった関東第一ブロックの皆様、
快く参加を了承してくれた安ヵ川ブロック長、山中幹事長に御礼申し上げます。
ありがとうございました。

 

参加報告⑤  北陸信越ブロック長 高岡青年部  安ヵ川 英吏子

コロナ禍で初のブロック間交流として、
関東第一ブロック ブロックコンファレンス2020に
ZOOMで参加をさせて頂きました。

事前に基調講演や各青年部の発表が動画で配信され、
研修当日までに視聴する方法がとられていました。
当日の研修会では、事前動画に対し質問や意見をする時間が設けられ、
研修会全体のプログラムは準備も含め効率よく進められていました。
また事前配信の動画は何度も視聴することができ、より理解が得られました。

【基調講演「青年部活動にチームワークを!」】

サイボウズ(株)なかむらアサミ先生によるご講演は、
サイボウズでの成功体験をもとに青年部活動に落とし込みをした内容でした。

チームとは理想(目標)を達成するための集団である。
理想を達成するために役割分担をして、協働させること。
(①理想をつくる⇒②役割分担する⇒③コミュニケーションする⇒④情報共有する⇒⑤モチベーションをあげる)

青年部では、どんな理想(目標)をもって活動しているだろうか?
結果、モチベーションがあがっているだろうか?
と改めて活動を振り返える機会であったと同時に、今後に生かしていきたいと思いました。

 

【グループ交流会】

「青年部に入ったきっかけと続けるモチベーション」をテーマに
10名ほどのグループに分かれディスカッションを行いました。
それぞれの悩みや改善していきたい気持ちはいつの時代も同じなのかもしれないと思いました。
“御茶”を通じて出会った仲間との共通意識が、このディスカッションで分かち合えることができ、
今後のモチベーションへつながったように思いました。

オンラインの良いところは、自宅や外出先でも参加ができることです。
北陸信越ブロックの皆様には、地域を越え、新しい扉を開いてほしいと思いました。
貴方の理想(目標)を実現できる可能性が広がります!

最後になりますが、関東第一ブロック 木下ブロック長をはじめ
ブロック役員の皆様、大変お世話になりました。
とても有意義な時間をありがとうございました!