2019年7月6日(土)7(日)@日本綿業倶楽部 綿業会館(大阪)
参加報告
ブロック長
高岡青年部 安ヵ川英吏子
テーマ:『誇るべき「和」の心をとどけよう!』
~己を磨き 他者を信じ 公に貢献する~熱い情熱をもって!
数年ぶりに近畿第二ブロック研修会に参加させて頂きました。
会場は大阪市内にある日本綿業会館で、国の重要文化財に指定される貴重な近代建築であり、通常、一般の方には簡単に入れない敷居の高い会館で行われました。
昭和初期の建物で、ルネッサンス調でまとめた玄関ホールから入り、レッドカーペットを歩き、大会場へ移動しました。
大会場は、アダム・スタイルと呼ばれる軽快で、優雅な古典様式で柱型を並べた壁のデザインが特徴だそうですが、パステルグリーンの色調が当時にしてはモダンであるのが印象的でした。
この会館、建築家の村野藤吾氏が関わっておられたようで、いつもお世話になっているグランドプリンス京都(宝ヶ池)も同氏の設計であることが後にわかりました。
すっかり会場に圧倒されたところに、ウェルカム呈茶でレインボーの素敵な主菓子とお抹茶を頂き、研修会前に心が落ち着きました。
・組織部 松尾部長の総本部報告では、なぜ総本部というようになったのか、等といった名称の変遷をお話ししてくださいました。
とても興味深い内容で勉強になりました。
・研修では中尾先生による灰形実習と茶花講習が行われました。
灰形は5,6名のグループとなり、一つの風炉に灰形をつくりました。
灰形の合作は初めての経験で驚きましたが、大人数で行う研修会においての工夫なのだと思いました。
茶花は様々な花入に合わせて、先生が入れている様子を見学させて頂きました。
先生は簡単にされていましたが、実際自分がやるときは、ついつい悩み過ぎてモタモタしてしまいがちです。感性のままに思い切るのが良いのかな、と思いました。
・懇親会では難易度の高いお茶クイズが出題され、ほとんど回答することができませんでした。
高いレベルで出題できるところが、さすが茶処だと思いました。
・二次会は洒落たバーを貸切られ、生演奏とプロダンサーのコラボ演出。チャチャチャ(茶茶茶)をうたって踊り、今回のために替え歌が披露されました。中谷ブロック長の計らいにより参加者全員を楽しませてくださいました。素晴らしいサービス精神に感動しました。
2日目は七夕の干菓子とお抹茶をガラス茶碗でいただきました。目覚めの一服で元気を頂きました。
・松井業躰による実技指導では、実技のほかに立礼の歴史や、御園棚、春秋棚、知新棚の特徴を説明してくださいました。
・全国委員会小市女史からは在籍42年の経験談から、青年部は人との出会いにより、仲間が増える。そして茶道を通じて日常体験できないことを学ぶことができる、といったお話しをしてくださいました。
“笑顔が集まると人が集まる”、素晴らしい助言に感動しました。
今回懐かしい近畿第二ブロックの先輩方にも再会でき、いろんなお話ができたことが嬉しかったです。
歴代ブロック長や役員の皆様が、後輩をしっかりバックアップされ、全体的な組織の結束力があり、不安を感じさせない強さが、近畿第二ブロックのすごいところだと思います。
文章では伝えきれない、行かないと感じないこと沢山あると思います。
北陸信越のみんなにも是非この刺激と強さを感じてきてほしいと思います。
このような刺激ある研修会に参加させて頂き感謝いたします。
中谷ブロック長をはじめ近畿第二ブロックの皆様に大変お世話になり、本当にありがとうございました。