近畿第一ブロック研修会 参加報告(No.2)

近畿第一ブロック平成30年度ブロック研修会に参加して

富山青年部 松井美紀

日時:9月16日(日)
会場:奈良県橿原市

2018年9月16日に行われました近畿第一ブロック 平成30年度 ブロック研修会に参加させていただきました。
今回の研修会の主幹青年部は奈良青年部さんで樫原観光ホテルで開催されました。
奈良支部の青年育成委員会を中心とした青年部のOB,OGの皆様による、橿原神宮内の文華殿という重要文化財のなかでの茶席は、身の引き締まる思いがしました。
講演は業躰部より鈴木宗慶先生による「茶花について」というご講義で、大変興味深いものでした。
茶事、茶会でも注目度、重要度は一、二を争うといっても過言ではないお花ですが、自然のものであること、普段のお稽古ではあまり手掛けることがないことなどから、お社中でも青年部でもなかなか関わることのない茶花のお話を、実践を交えてのご講義を受講することができ、とても貴重な経験をさせていただきました。
茶花は茶室、お道具などとトータルで完成するもので、生け花と違い、花器にいけてある状態で完成品ではないということのむずかしさを改めて思い知りました。
また、茶席のなかで一番季節を表現できる唯一の生きた存在であることを認識させていただきました。
機会があれば、少しでも携わらせていただきたいと思いました。

また、研修会に先立って開催された前日オプショナルツアーは、「奈良」ならではの「にぎり墨」を錦光園様で、あかしや様で「奈良筆」をつくるという体験型の大変面白いツアーでした。工房の先生方から直接お話を伺えて、筆や墨についての理解と興味が深まったように思います。これらの筆と墨を早く使いたいような、もったいないような気持ちで揺れています。

その間に、菊屋様でおいしいお茶とお菓子をいただき、ほっとすることができました。
その後の懇親会ではブロック間交流でいらっしゃった、他ブロックの初めてお会いする方々と御縁を結ぶことができ、更に、これまで親交のあった仲間たちとさらなる友情を深めることができました。本当に楽しい時間を過ごすことができました。

研修会の途中、昼食後にブロック間交流として参加した6ブロックより代表がスピーチするという場面で、私はスピーチをするという大役をおおせつかりました。他のブロックからはブロック長様や副ブロック長様がスピーチされる中、大変つたないスピーチをお聞かせすることになり、心苦しく、緊張致しましたが、このような経験をさせていただくことができ、とても感謝しております。

今回の研修会にご一緒させていただいた行松全国委員長、吉田ブロック長そして安カ川幹事長、ブロック間交流というすばらしい機会をブロック内の全会員に与えてくださっている北陸信越ブロックに心からの感謝を申し上げます。
来年は京都で開催ということで、また、参加出来たらいいなと心ひそかに思っております。
北陸信越ブロックのたくさんの皆さんとご一緒できたらうれしいです。