第50回記念北陸信越ブロック会員大会

大会テーマ:㊄感に届け!何気ない日が、他にはない日

平成29年11月11日(土)~11月12日(日)
主管支部青年部:福井青年部
開催場所:JAテラル越前勝山中支店 、福井県立恐竜博物館、スキージャム勝山ハーベストホテル 他
参加者数:540名(青年部222名、来賓43名、その他475名)

行事内容

平成29年11月11日

エクスカーションⅠ( 福井県立恐竜博物館、白山平泉寺、JA勝山中支店)
濃茶席(JA勝山中支店)・薄茶席(恐竜博物館)・点心席(白山平泉寺)
記念式典 (JA勝山中支店)
御家元特別講演会 (JA勝山中支店)
懇親会 (ハーベストホテル)

平成29年11月12日

エクスカーションⅡ(恐竜博物館、ゆめオーレ勝山、花月楼他)
「茶の本」講演(JA勝山中支店)・発掘体験(恐竜博物館)・ゆめオーレ勝山見学・花月楼見学
閉会式 (JA勝山中支店)

所感

第50回記念北陸信越ブロック会員大会を御家元様の御臨席を賜わりまして福井青年部主管で開催致しました。総参加数540名。今回は50回記念という事で、来賓に地区長、支部長、役員先生方のほかパスト全国委員から12名。50周年枠として5期前までのブロック役員4名、他ブロックからは、北海道、東北、関東第一、関東第三、東海、近畿第一、山陰、九州から26名、御家元特別講演会に親支部から275名が参加しました。「㊄感に届け!何気ない日が、他にはない日」を大会テーマとし、勝山という地域を堪能してもらう趣向で参加者をお迎えしました。

エクスカーションⅠでは、JA勝山中支店でブロックが濃茶席を、恐竜博物館で福井青年部が薄茶席を担当しました。それぞれが地域性を大切にし、自分達が出来うる精一杯での席作りをして皆様をお迎えさせていただきました。
また、白山平泉寺では、中世最大の宗教都市平泉寺の1300年の歴史を学んでいただきながら、越前おろし蕎麦の点心を食べていただきました。全てバス移動でしたが、移動中も会員で工夫を凝らしておもてなしをさせていただきました。

記念式典、御家元特別講演会では坐忘斎御家元様から、AIなどがもてはやされる時代ですが、人には感情があることが強みである。この強みを活かして道具の取り合わせなどを行えば皆さんの茶の湯が活き活きとすることでしょう。ただ、青年部らしく身の丈に合わせて行えば良いとお話しくださいました。

懇親会では会場をハーベストホテルの方に移動し、引き続き坐忘斎御家元様にもご参加いただきました。オープニングでは地元の蔵元、一本義酒造の杜氏の盛大な掛け声から始まり、御家元様と小田北陸地区長、仁科信越地区長、吉田ブロック長で鏡割りを行い懇親会がスタートしました。非常に和やかな雰囲気で青年部らしく和気藹々と非常に楽しい懇親会となりました。今回も懇親会の中で今期でご卒業される参加者に感謝状を贈呈させていただきました。各青年部から17名が壇上にあがり、吉田ブロック長より感謝状をお渡ししました。
二次会終了後には勝山大茶会と銘打ってホテルのロビーにて会員同士でのお楽しみ茶会を行いました。全部で15席の個性あふれる茶席が立ち、主客共に楽しめて会員交流の良い機会になりました。

2日目は、エクスカーションⅡから始まりました。5つのコースに別れれまして、恐竜発掘体験を行なってもらったり、紡績の産業遺産博物館のゆめオーレ勝山で実際に繭玉から糸を紡いで糸巻き体験をしていただいたり、街の歴史遺産の旧料亭花月楼では地元の食材を使った料理と地元酒蔵一本義の飲み比べ体験、JAでは福井の偉人、岡倉天心の「茶の本」の講演を県立美術館の学芸員の佐々木氏に行ってもらいました。それぞれのコースで上記の中の2つを色々と組み合わせて、それぞれでの体験と学習となりました。
最後は閉会式を行いまして2日間の日程を無事に終えることが出来ました。

今回の大会は、50回という節目の記念大会でもあり、福井青年部にとっては坐忘斎御家元様のご臨席を賜るという前代未聞の挑戦でした。そこを人材育成の視点から、若手中心の体制で挑むという中で、親支部の先生方はもちろん、ブロックの役員の皆様にご尽力いただきながら、何とか準備をして大会当日を迎えることが出来ました。このように未熟でありながら皆様に助けられてながらではありますが、行事をやり遂げることが出来たことは、中心となった若手会員はもちろんのこと私自身も大変勉強になり、自信にも繋がっていきました。このような貴重な機会をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
今後は、全会員がこの経験で学んだことを青年部活動に活かすと共に自分自信の成長の一助として、未来の自分に繋げて行こうと思っております。ありがとうございました。