平成24年4月8日(日)
開催場所:富山佐藤美術館
参加者数:計73名(青年部23名、親支部50名)
行事内容
富山佐藤美術館において今年度は、春に開催しました。お濃茶席(お茶室)から点心・薄茶席(立礼席)の流れで朝1席目9時15分席入りから50分ごとに7席目15時席入りにて1席8人から10人の小寄茶会をおこないました。佐藤美術館付近は桜の名所だったので、例年桜の満開時期を設定しましたが、今年はとても寒く、前日の準備では雪が降り、桜の蕾さえ膨らむことなく当日を迎えました。
今回の趣向は、お花見の中での一時を過ごして頂きたいと思い、お道具や点心を考えました。
まず待合には、当日お釈迦様の誕生日ということで、得地秀生筆『慈光』を掛けさせていただきました。
濃茶席には、日野資枝筆『玩花』を掛け、花入れに 表完造の竹笛を掛け、黄交趾の花喰い鳥、桜地紋の透木釜、また主菓子を日野資枝が九代不見斎の詠歌の師匠ということから、お好みの『千代の友』をつかいました。点心は、前日に会員で手作り、筍しんじょ、富山の春を代表する白えび・ほたるいか等を使いました。また今回は引杯を桜蒔絵の素焼きかわらけを使いました。
また薄茶席は、大宗匠筆『昇龍抱宝珠』の扇面や水指に宗哲作 大宗匠在判 春秋蒔絵漆桶 九宝造花筏の茶碗等を取り合わせ、楽しいお席にいたしました。
所感
当日は、他の行事と重なりましたが、西青年部の小寄茶会を楽しみにして頂いているみたいで6席のところ、美術館に無理をいい、開館や閉館の時間をお願いして1席増やし7席おこないました。
前日の雪で、心が砕けましたが、当時は澄み切った青空になり、嬉しかったです。
『今回もとても楽しみでした』や『本当にお花見をさせて頂いている気分』と言って頂き、また立礼席では、笑い声があったり、点心を手作りしたことに、『いつも心のこもった点心が嬉しい』と言って頂き、楽しいお席になりました。
富山西青年部は、毎期このような小寄茶会を開催させていただいておりますが、その都度いろんな勉強をさせて頂いております。日頃先生方や諸先輩方にご指導いただき、本当に感謝です。来年からは、青年部改革になり、このよな小寄が出来るか、解りませんが継続出来るようにしていきたいです。