行事名 令和６年度新入会員歓迎茶会
開催日 令和６年７月７日（日）１１：００～１４：３０
開催場所 円山庵
参加者数 青年部会員１１名
行事内容
今年度は５月末までに３名の新入会員の申し込みがあり、富山青年部の会員は２１名となりました。
新入会員をお迎えして、民俗民芸村の円山庵において歓迎茶会を開催しました。茶会は蕎麦懐石、初炭手前、各服点による濃茶に続きお薄を差し上げ、新入会員の皆さんをおもてなししました。
所感
蕎麦懐石では、手打ちの蕎麦、枝豆豆腐、旬の素材を使った煮物の盛り合わせや八寸などでおもてなしをしました。
お茶席では、青年部所有の道具を中心に、会員が活動の中で作成した作品なども持ち寄り、お席を彩りました。懐石後の初炭で拝見に出された香合は、寄木細工の香合で、細かな意匠に感嘆の声が漏れていました。
七夕ということで、きんとんに短冊をあしらった主菓子が、会員の作成した涼やかな翡翠色の菓子鉢で供されると濃茶への期待が高まりました。
そして中立ちの後、いよいよ濃茶席となりました。点前が始まると、呉羽山に佇む円山庵を包む清涼な空気の中、そこには日常にない静寂が湛えられており、これまでの和やかな雰囲気とは一変して、お客様は一様に亭主のお点前を見つめていました。各服点により濃茶が練られて、お客様おひとりおひとりにお茶碗が運ばれ、ゆっくりとお茶を味わっておられました。
続いて薄茶となり、莨盆が運ばれると、お道具やそれにまつわるエピソードに話が及んでいき、和やかな雰囲気の中、点前が進んでいきました。
客として茶事に招かれたのが初めてという新入会員もおられて、これから新しく青年部の一員となる皆様にとって、きっと心に残る茶会になったのではないかと思います。
