和菓子つくり講習会(佐渡支部おけさ青年部)

和菓子つくり講習会(佐渡支部おけさ青年部)
平成23年2月13日(日)
開催場所:大佐渡交流活性化センター 参加人数:計15名 講師:金巻屋(金巻栄作氏)
和菓子つくり講習会(佐渡支部おけさ青年部)
行事内容
会員から何か講習会をとの要望があり、今回は「五感でいただく茶の湯の菓子」開催しました。
春を代表する主菓子の中から練りきり(桜きんとん、菜の花きんとん)ういろう(花衣)の3品を4班にわかれ学びました。
和菓子つくり講習会(佐渡支部おけさ青年部)
終了後、昼食をとりながら和菓子についてのいろいろなお話、最後に、自分たちが作った力作と思うものを一つ選び、縁高に入れ、みんなで試食会となりました。

和菓子つくり講習会(佐渡支部おけさ青年部)

所   感
おけさ青年部では、初めての和菓子講習会となりました。
佐渡には茶席のお菓子を教えてくださる方がいないので、新潟の古町にある金巻屋さんにお願いをしました。
講師の金巻栄作さんは、青年部の部長経験もあり、私たちに和菓子をとおし、五感でいただく茶の湯の菓子のお話をしてくださいました。
視覚 菓子の形、色を楽しむ
味覚 美味しさ
触覚 口の中での舌触り歯ごたえ
嗅覚 香り
聴覚 お菓子の銘  について

地方によって好みや作り方が微妙に違うことも教えてくださりました。

4班に分かれ実習となり、大和芋入りきんとんとういろうの作り方を作業しながら細かく教えてくださいました。
初めて練りきりの餡を自分たちで練るのは、焦がしてしまっては台無しと、練っている人はプレッシャーとの戦いとなりました。桜きんとんの色付けも、淡い色あり、バラですか?と聞きたくなるような鮮やかなものもありました。
餡玉にきんとん生地をのせるのが苦労でして、私たちは時間がかかるので、どんどんきんとんが乾いてきてくっつかず、悪戦苦闘でした。花衣は、ういろうの生地を、ちょうどよい薄さにのばすのが難しかったです。

和菓子講習会を終え、いつも何気なく茶席でいただいていたお菓子を、作る側の気持ちに少しでもふれられたことはこれから茶会を開く時の勉強になりました。

金巻屋さんのお菓子を茶席でいただくとき、いつも私はやすらぎを感じていました。今回お会いして、職人は作る時茶席でいただいている人のことを思いながら心をこめて作っているからこそ、あの綺麗で美味しいお菓子になるのだと感じました。これからは、実習した時のことも思いだしながらいただきたいと思います。