平成30年4月28日(日)
開催場所:「禅」
講師:曹洞宗 高徳寺 平野直哉様 蓮華寺 若林秀明 様
参加者数:計10名(青年部10名)
行事内容
茶道と深い関わりのある禅について学びたい、禅寺で座禅体験をしたいという会員の声から、手始めに、気軽に朝座禅と朝粥体験ができる施設「禅」での体験を企画しました。
始めに25分間、曹洞宗のお坊様による座禅指導があり、その後朝粥をいただきます。
座禅に入る前の心の整え方から、座り方や重心のとり方を丁寧にご指導いただき、なぜ座禅をするのか、禅仏教とは何かなど、会員が励むお茶の道にも通ずる心をお教えいただきました。
座禅の後は、隣の会場にてお坊様もご一緒に、作法にのっとって朝粥をいただきます。和やかな雰囲気の中、質問を交えながら、朝粥の頂き方、作法などをお教えいただきました。
朝活座禅 http://zen-on.jp/
所感
座禅に興味のある会員が多く、当日朝早い集合にも関わらず10名の参加者が集まりました。
座禅が初めてという会員も多かったですが、丁寧なご指導のもと、あわただしく過ぎる毎日の中、普段はなかなか確保できない「何も考えずに今に集中する」という時間を持つことがとても新鮮に感じられました。
座禅の25分間は意外とあっという間でした。過去・未来について様々な雑念が頭の中を通りすぎる中、「今、ここに自分がいる」ということを五感を開いて体感することが座禅です、というお言葉がすとんと心に落ちてきました。その時その時の一瞬を大切にするお茶に通ずる考え方だと思いました。
通常よりもだいぶ早い集合時間となりましたが、朝の時間を有効活用することによって、その後に仕事や稽古に行く会員も多くいました。集合時には少し眠たかった頭も、座禅の後にはとてもスッキリとし、爽やかな朝を過ごすことによってよい1日のスタートを切ることができました。会員からもまたやってほしいという声が多かったので、今度は禅寺などで企画したいと思います。