平成30年6月3日(日)
開催場所:旧斉藤家別邸
参加者数:計43名(青年部9名)
行事内容
国際ソロプチミスト新潟-西様主催の「日本文化を楽しむ会」は毎年開催される行事で、新潟在住の
外国人、留学生達に浴衣を着つけた後、お菓子とお茶を召し上がっていただき、日本舞踊やお琴・三味
線の演奏を聞いていただくというものです。お茶の部分を共催という形で、新潟青年部でお手伝いを
はじめて今年で3回目になります。
具体的には、国の名勝でもある旧斎藤家別邸の新緑が美しいお庭に面した大広間に座っていただき、
お菓子とお茶をお出しし、簡単な作法やそこにこめられた意味を説明しました。また、そのあと希望者に
お茶体験コーナーとして、お盆にのせた茶碗と茶筅をお持ちし、実際にお茶を点ててみる体験をしまし
た。その後に、客役と亭主役に分かれてお点前のデモンストレーションを行い、所作にこめられた意味
や道具の説明を日本語と英語で説明をしました。
所感
毎回参加者の留学生からご好評いただき、3回目となる行事ですので、今年は新しいことに挑戦しようと、どうしたらより留学生に喜んでいただけるか、お茶の心をお伝えできるかを会員一同考えて準備、打ち合わせにあたりました。今年初の試みとして、お菓子を出す際に、和紙の折り紙で楊枝入れを作成し、当日プレゼントすることと、お点前のデモンストレーションを新たにつけ加えました。楊枝入れもとても喜んでいただけましたし、お点前のデモンストレーションはみな食い入るように興味深く見て下さり好評でした。なぜお茶碗を2回まわすのか、なぜお茶の前にお菓子を食べるのか、など私たちが当たり前のようにしている所作について留学生より改めて質問を受けることにより、私たち会員も普段とは違う視線で茶道に向き合うことができました。昨年よりの課題だった、人員配置や留学生の緊張を和らげるための声掛けも打ち合わせやシュミレーションを経て当日はスムーズに行うことができ、よりご満足いただけたのではないかと思います。参加した会員にとっても貴重な機会となり、今後もこのような裏千家茶道を通した国際交流を盛んに行っていければと思います。