平成26年10月26日(日)
開催場所:湯涌みどりの里・湯涌江戸村山川家
講師:竹工芸作家 榎本千冬 氏
参加者数:計15名(青年部15名)
行事内容
午前中に湯涌みどりの里にて、竹工芸作家の榎本千冬先生を講師に、竹の種類、竹ひごの取り方など竹に関する基礎知識について実演を交えてお話をしていただき、続いて、先生にご用意いただいた竹ひごで参加者一人1個の花籠作りを体験しました。
午後は近くの金沢湯涌江戸村に場所を移し、副村長による説明を受けながらの村内散策と移築された旧家山川家の座敷をお借りして、簡単なお茶会を開き、参加者と先生をおもてなししました。
所感
竹工芸というものを初めて体験しました。茶室で花をいけてあるのを何気なく見ていましたが、いざ作ってみると簡単なようで難しく、初心者には節1個とその上下の2節分が限界ということで小さめの花籠を作りました。同じ材料を使って、同じ手順で製作しているのにも関わらず、大小の差やちょっと角ぽいもの、丸に近いものなど個性が出ていました。花籠制作後、近くの原から野花をとっていけている会員もいましたが、花をいれると一気に花入れがいきてきて、他の使い方もできるとのお話でしたが、やはり花を入れて使うのが一番いいなと感じました。
午後は旧山川家で千歳盆によるお点前で薄茶の簡単なお茶会をしました。榎本先生夫妻にもご参加いただき、委員会メンバー持寄りのお道具で参加者と先生をおもてなししました。
一服目は、行松旭松堂製の主菓子、2服目はチョコレート菓子でそれぞれ2服ずつのお茶をいただきました。2服目のチョコレート菓子はキノコの形のお菓子を3種類の味で持ち出し、「季節の物でございますので・・・」と言って運びだしたので、お座敷の雰囲気が一気に和らぎ、会話も弾み、和やかな中お茶会を終えることができました。
物をつくる体験教室だとついつい地元で作るだけで終わってしまいがちですが、今回は、石川南を離れ、ちょっと足を延ばして金沢まで出かけることでちょっとした小旅行の要素もあり、お天気にも恵まれ散策もできました。また、茶会もする行事とすることで、とても有意義な一日を過ごすことができました。
これからも、青年部内で気軽なお茶会をセットにした行事ができればいいなと思います。